猫用ワクチンの種類 【3種混合ワクチン・6種混合ワクチン】
当院では、WASVA(世界小動物獣医師会)のガイドラインに沿いまして、生後2〜4か月に2〜3回の接種、その一年後に追加接種、その後は3年に一回の接種をおすすめしております。
しかしながら、よく外出する、病院やペットホテルへの出入りが多い、飼い主が猫カフェ好き・・・などの、他の猫と接触する機会が多い場合には、今まで通りの毎年一回の接種をおすすめいたします。
しかしながら、よく外出する、病院やペットホテルへの出入りが多い、飼い主が猫カフェ好き・・・などの、他の猫と接触する機会が多い場合には、今まで通りの毎年一回の接種をおすすめいたします。
3種混合ワクチン
- 1. 猫ウィルス性鼻気管炎
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【症状】くしゃみ、鼻水、軽度の発熱などのほか、角膜炎や結膜炎がみられる。
重度になると死亡することもある。
- 2. 猫カリシウィルス感染症 1種
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【症状】くしゃみ、鼻水、軽度の発熱のほか、症状が進むと口の中や舌などに潰瘍ができ、食事がとりにくくなる。
急性の肺炎を併発して死亡することがある。
- 3. 猫汎白血球減少症(猫パルボ・死亡率激高!)
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【症状】高熱、食欲がなくなり、下痢が始まると脱水症状がおこる。
経過が早く、治療が困難。体力のない子猫など、一日で死に至ることもある。
6種混合ワクチン (前項の3種に加えて)
- 4. 猫白血病ウィルス感染症
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【症状】白血病やリンパ腫、貧血など、免疫力が弱まることによりいろいろな病気にかかりやすくなる。体重減少、発熱、脱水、鼻水、下痢など。
感染した猫は、発病すれば80%が死亡するといわれている。
感染していても発病するまでは見た目は健康だがウィルスを排泄して他の猫へ病気をうつす。【!ご注意下さい!】
猫白血病に一度かかってしまった猫ちゃんは、猫白血病ワクチンの接種ができません!
かかっているかどうかわからない場合は、まず検査が必要です。(結果はすぐ出ます。料金等の詳細は別記。)
- 5・6. 猫カリシウィルス感染症 2種
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【症状】くしゃみ、鼻水、軽度の発熱のほか、症状が進むと口の中や舌などに潰瘍ができ、食事がとりにくくなる。
急性の肺炎を併発して死亡することがある。